Bibo-log

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主にやってみたことを記録していきます。

ISACAの資格試験、CISMを在宅で受験してみた

CISM試験について

ISACAのCISMって、ご存知ですか。

www.isaca.org

ISACAは米国の団体で、システム監査やシステムリスクなど専門家向けの団体です。
資格試験を主宰していて、
 ・CISA公認情報システム監査人
 ・CISM(公認情報セキュリティマネージャ)
などがあります。たぶん、この2つがメジャーな資格です。

今回受験したのがCISMで、その資格試験の詳細はISACのサイトをみるのが良いです。

www.isaca.gr.jp

簡単にいうと、
内容  :セキュリティマネージャ業務に関するもの(ガバナンス、リスク管理など)
試験時間:4時間
問題数 :150問(4社択一)
試験料 :$575(会員価格)
といったものです。

受験のモチベーション

CISMを受験するために、試験料や問題集を安く買うために会員になります。これも$135。
これでも受験しようと思ったのは、やっぱり箔がつくからというものです。
セキュリティといっても、テクノロジーよりもリスク管理やセキュリティマネジメントが中心です。
仕事的にはその領域が多いので、今後の転職も見据えて受験することにしました。

オンラインでの試験がある

www.youtube.com

会場試験と比べてオンラインの試験は、いつでも、何時でも設定ができます。
いつでも何時でもは言い過ぎかもしれませんが、選択肢は圧倒的に多いです。

ということで、自宅で受けたかったが、子供がいたりと静かに受験するのは難しかったので、
自宅近くのビジネスホテルで受験することに。

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ビジネスホテルの一室。

デイユースで3,000円と安かったのでこちらで決定。
ちゃんとWifiも飛んでるので、PCのセッティングして、あとは試験時刻を待つことに。

本人確認の失敗

本人確認のマテリアルは「政府が発行したもの」ということで、
当然、運転免許証でOKと思って、財布に入っているそれを持参。

しかし!

オンライン試験が始まると、ネットの向こうでは試験官がカメラに移した身分証をチェックする。
また、PCのカメラを使って、部屋に誰かいないか、机の下に何か忍ばせて無いかも撮影して確認してもらう。

チャットが英語で行われたので、試験官は外国人だと判断。
すると、免許証に書いてある、漢字の氏名は彼らには読めず、試験申し込みしたFirst Name/Family Nameとも一致しない。
他に無いかと問われたが、クレジットカードを出しても、「対象外」の一点張り。

海外の団体の資格試験(マイクロソフトやオラクルなどなど)は試験センターで受けるものだけど、
そこは日本人が運営しているから、免許証で本人確認が可能です。
でも、インターネット越しで海外から本人確認されるとは、考慮ができていなかったです。

ということで、その日は試験は受けられず終了となりました、、、。
これが自宅だったら、すぐにパスポートを提示することができたんですが、考慮不足でした。

しかし、オンライン試験ツールを提供するPSI社とやりとりし、無償で試験をさせていただくことになりました。
試験センターだったら免許証で本人確認できますよね、という主張で。

再試験

また、ホテル借りてというのももったいないので、子供が寝てからの21時からという時間帯をチョイス。
もちろん懲りずに在宅試験です。本人確認資料はパスポートを準備。
今回はクリア。

しかし、結果は、、、不合格でした。
普段、21〜22時に寝て、3〜4時に起きる生活をしているからか、
試験中眠くて、というかたぶん寝てしまいました。その影響が大きい(と思いたい)。
試験終了時点で、「不合格」と表示され、2週間後くらいに何点だったか、メールで通知されます。
点数はもう一息という感じでした。

勉強法

合格してないので参考にならないかもですが、勉強法は、ISACA公式の問題集をひたすら解くというもの。
セキュリティ業務は6年程度なので、ISACA公式のマニュアルの購入は見送りました。問題集も$120+Shipping $43もするので。

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公式の問題集。

ちなみに、公式問題集やマニュアルはISACA公式サイトでのみ購入可能です。
なお、価格は前述の通りで、アメリカから来るので時間かかるし、英文を機械翻訳した感じでだいぶ読みにくいです。

試験を受けてみての結論は、問題集は有意義ではあるが、この問題集だけでは合格できません。
問題集では問われない内容が複数ありました。

本当の再試験?

試験料が高いし、仕事の状況から別のことを学ばなくてはならず、モチベーション急降下。
たぶん、トライはせずに、次年度の会費は払わずに会員資格消滅する見通しです。

以上、色々と残念な話でした。